放射線技師、しんどい。辞めたいなぁ。
と感じて悩んでいる方へ。
「辞めたい」と感じたら、辞めてしまいましょう!!
この記事では、
についてお話します。
この記事を読めば、「よし、転職してみるぞ!!」と前向きになれるはずです。
プロフィール
検診施設で働く放射線技師。かつて総合病院に勤務するも職場環境が合わず、「5時ピタ定時」だけを目指すモチベ底辺のクソ技師として毎日を過ごす。その後メンタルを壊し、技師を辞めて医療に関係のない他職種へ転職。「自分が職場に何を求めるのか」を見つめ直し、検診施設で技師として復帰。今では月曜日がまったく憂鬱に感じないくらいポジティブに働く。
という方の誰もが前向きに自分の人生を歩めるように、実体験を交えたお役立ちコンテンツを発信中!
僕は技師を辞めて、また復帰しました。
辞めてみた人間だからこそ分かる・感じるものがありますので、シェアしたいと思います。
放射線技師を辞めたいと感じる理由
まずは、一般的に放射線技師を辞めたくなる主な理由についてまとめていきます。
代表的なものは、こんな感じですね。↓
それぞれについて、確認してみます。
給料が低い
よく放射線技師は給料が低いと言われたりします。
給料が低いと、モチベーションが上がりにくいのは仕方がないですね・・
ただ、職種別のランキングで見ると、女性の年収では30位以内に放射線技師が入っています。(情報かる・ける というサイトを参照)
贅沢はできないものの、放射線技師の収入はそこまで低くないということでしょう。
医師や薬剤師は、放射線技師より圧倒的に給料が高いですが、その分だけ仕事上での責任も重いです。
医師の手術ミスや、薬剤師の処方ミスは、患者さんの生死に直結しています。
それに比べて放射線技師の場合は、撮影ミスをしても患者さんが亡くなることはないです。
(被ばくはありますが・・)
放射線技師の仕事を軽くみるわけではありませんが、仕事に対する責任の重たさが、給料に反映されています。
よく言えば、放射線技師の方が給料は低いけど、医療ミスの訴訟になるリスクも低いのです。
ですので、「給料が低い」という部分だけにフォーカスするのはやめましょう。
給料と訴訟リスクの天秤で考えると、放射線技師はメンタル的にも安定して仕事をしやすい職種だと思います。
技師の仕事を軽んじているわけじゃないですよ。
医師の言いなり
技師がイヤになる理由の圧倒的な1位はコレではないでしょうか?
「技師は医師の言いなり」
もともと、技師の仕事は「医師の指示のもと」という決まり。
ある程度は言いなりでも仕方がないですね。
ただ、コレも考えようです。
熱心な放射線技師なら、医師と対等な立場で話し合いができるのです。
勉強会などに登壇するトップレベルの技師は、知識も技術も優れていて、医師に助言すらできます。
つまり、
法律上は「医師の指示のもと」でも、技師から医師に提言をする場面はある
ということ。
医師の言いなりがイヤだと言いつつも、医師と互角に議論を交わせる放射線技師はどれくらい居るでしょうか・・
僕は医師と議論できるほどのレベルにはありませんでした。
あまり勉強をしていない放射線技師は、医師よりも医療の知識が乏しいので、言いなりになるしかありません・・
のどちらかではないでしょうか。
ちなみに、過去の僕は「ちょっと勉強するけど、レベルが低いから言いなり」という感じでした(笑)
今は、やる気マンマンなので、医師と議論できるレベルを目指してめっちゃ勉強してますよ!
(転職して自分に合った職場に出会えたおかげ!)
「医療の勉強をどれだけ頑張れるか」と「言いなりで仕事することをどれだけ許容できるか」の天秤にかけてみてください。
自分がどのスタンスで働くのか決めてしまえば、「医師の言いなり」に対する不満が落ち着くはずです(笑)
夜勤がしんどい
放射線技師というか、医療職の全般に言えることですが、夜勤もしんどいですよね。
夜勤するたびに手当がつく職場もあるかと思いますが、体力的には辛いものです。
って感じ。
夜勤がしんどい場合は、夜勤のない環境に移るしかないですよね・・
僕は夜勤でめっちゃ体調を壊したので、他の人より夜勤の回数を(少しだけ)減らしてもらってました。
詳しくは
>> 僕が放射線技師を辞めた3つの理由。【他職種も経験して思うこと】
をご覧ください。
夜勤を自分だけ減らしてもらうのも気が引けるし、どうせなら夜勤のない環境に移る方が身体もメンタルも楽だと思います。
僕は夜勤のない環境になってハッピーになりました!
夜勤で体調を崩したり、身体の負担が大きすぎると感じているなら、早めに職場を変えることを考えてみて。
年齢が上がるほど、環境を変えるのもしんどくなります・・
人間関係が悪い
これも放射線技師だけの話じゃないですが、人間関係の悪さから、技師の仕事がつまらなく感じるパターンもあります。
そして、放射線技師って、転職する人が少ないので、職場の人の入れ替わりが少ない・・
なので、もし職場に苦手な人が居たら、ずっと一緒。
それが余計に人間関係のしんどさを感じさせるのだと思います。
僕もね、居たんです。最初の職場に。苦手なひと。
その苦手な人が若いなら、マジでずっと一緒ですよ(笑)
定年を待つなんてできない。
自分のメンタルがおかしくなりそうなくらい苦手な人が居るなら、転職して環境を変えるのがオススメ!
(転職先にも苦手な人が居たら、また転職しよ!)
仕事に変化がない
放射線技師の仕事って、季節による変化もないし、同じ作業の繰り返しになりがち。
なので、「仕事内容に変化がない」という不満を感じやすいですね。
たしかに一日中ずっと胸部レントゲンを担当していたら、さすがに感じると思います。
ですが、患者さんに合わせて最適な撮影条件を模索するなど、工夫することを意識すれば、少しはマンネリ感をなくせます。
ただ、
いやいや、もっと仕事に劇的な変化が欲しいんだって・・
という場合は、もはや転職するしかないと思います。
放射線技師を辞めたいなら転職を
これまで、放射線技師を辞めたくなる理由についてお話してきました。
自分の中で納得できる部分・許容できない部分、いろいろあると思います。
転職を経験した僕からすると、
自分に合った環境を求めて転職すればいい!
と思います。
「転職するかどうか」を悩んでいると、前に進めません。
許容できない不満があるなら、さっさと転職してしまいましょう。
ただ、事前にしっかりと自己分析をすることをオススメしますよ!!
やりがい・嫌なことを書き出す(自己分析)
許容できない不満があるからと言って、見切り発車で転職するのはやめましょう。
まずは自己分析!!
などなど、今の自分が感じていることをたくさん書き出してみましょう。
ちなみに、僕の場合はこうでした↓
って感じ。
ご自身で自己分析される場合は、「これでもか!」ってくらい、書き出してみてください。
自分が求めているもの・価値観が見えてきます。
あとは、
というポイントを押さえて、転職先を探せばいいだけです!!
転職サイトに登録してみる
自己分析ができたら、転職サイト(転職エージェント)に登録してみましょう!
転職サイトに登録するの、緊張する・・
僕自身、はじめて転職サイトに登録するときは緊張しまくりでした(笑)
「今の職場にバレるんじゃ?」とか、変な心配もして。
でも、登録してしまえば、めっちゃ心が軽くなります。
「一歩踏み出した感」があるから!!
(コレ、めっちゃ大事!)
「何か転職に向けて行動をとった」という事実が、自分の殻を打ち破って勇気をくれます。
いますぐ登録してみるのもオススメ♪
「行動した!」っていう事実が、自分に勇気を与えてくれますよ!
ちなみに、どうして自己分析を終わらせてから転職サイトに登録するのかというと・・
登録したら、転職サイト側から連絡が来て、どんな希望を持っているのか聞かれるからです。
自分の希望を伝えると、転職サイトの担当者が一生懸命に希望に合いそうな求人を探して紹介してくれます。
もちろん、後からいくらでも希望の変更はできます。
が、最初から自分の希望をしっかりと伝えられる方がスムーズです。
しかも、希望がしっかり決まってない状態で求人を紹介されると
この求人、”なんとなく”いい感じ!!コレに決めた!
と、曖昧な判断をしてしまう結果にも・・
(魅力に感じた内容が、実は自分的には”こだわってないポイント”だったりします!)
ここで慎重に求人を選ばないと、また自分の希望が満たされず、辛い日々を送ることになります。
人間関係などの”運要素”は仕方ないです。
が、業務内容や待遇などについては、転職サイトの担当者を通じて質問もできます。
見誤らないように、しっかり吟味するべき!!
転職活動は、履歴書や職務経歴書を書いたり、面接に行ったりと疲れます。
できるだけ無駄な転職が増えないように、しっかり準備してから望みましょう。
他職種に挑戦するのは大変
もし、自己分析の結果
もう技師そのものを辞めたい!!
という結論に至った場合は、他の職種にうつることも検討しましょう。
ただ、「放射線技師」の職種を辞めて、違う業界・違う職種に変わるには精神的な負担も大きいです。
実際、僕は放射線技師からまったく違う業界・違う職種に転職した経験もあります。
ただ、「なんとなく技師がイヤだから」という理由だけで、他の職種へうつるのはオススメしないです・・
めっちゃ大変でした・・
これについても、
>> 僕が放射線技師を辞めた3つの理由。【他職種も経験して思うこと】
の記事にまとめているので、読んで参考にしてみてほしいです。
僕は結果的に、他職種よりも、やっぱり国家資格である「放射線技師」のキャリアを積んでいこうと思いなおして、他職種を経験したあとに改めて技師として復帰しました。
ただ、これも経験してみないと分からないので、チャレンジすること自体は応援してます!
技師以外にも、どんな仕事があるのか気になる!
という方は、一般向けの転職エージェントサービスにも登録してくださいね♪
放射線技師を辞める前に
あとは、放射線技師を辞める前に知っておいてほしいことを紹介しておきます。
すぐに退職できない(気まずい期間がある)
よし、技師やめるぞ!!
と決めても、すぐに退職できるわけではありません。
退職日の希望はゆとりをもって
職場ごとに規定があると思いますが、最低でも1か月以上はかかります。
(引継ぎとか考えたら、もう少し期間を長くするほうが良心的)
円満に退職するためにも、できるだけ長めにゆとりをもって退職時期の希望を伝えましょう。
(いまの職場に恨みがありすぎて、わざと迷惑をかけたいなら別ですが)
ちなみに、僕は3か月ちょっと先を退職の希望日にしました。
ゆとりのあるスケジュールの方が、残っている有給を消化しやすい!!
「1か月先で辞めたい」といきなり伝えて、「残っている有給も全部つかいきりたい」という希望は、ちょっと無理があります。
有給が多く付与されていた職場だと、「もう今週いっぱいで、いきなりサヨナラやん」なんてことになります(笑)
さすがに、社会人として迷惑をかけすぎだと思うので、もう少し計画的に・・
辞めるまで気まずい
転職する人間の誰もが通る道。
辞めると発表されてから退職日まで、気まずい・・
上司との話し合いで退職の希望日が決まれば、おそらく朝礼の場などで発表されます。
「○○さんが、△月いっぱいで退職されることになりました。」
(ざわざわ)
みたいな。
ここから、実際に退職する日までが、結構メンタル的にキツイです。
などなど、同僚たちの「好奇心」「親切心」「おせっかい」の入り混じった詮索が始まります(笑)
生活防衛費を貯金しておく
勢いで辞めてしまう前に、お金の面も確認しておきましょう。
もし、転職先を決める前に退職する場合は、すぐに仕事が見つからなくても生きていけるように、半年分くらいの貯金はしておきましょう。
転職先を見つけてから辞める場合でも、新しい職場の環境が劣悪すぎて辞めてしまう可能性もゼロではない・・
どっちにしても、ある程度の生活防衛費をためておくと安心!!
お金に余裕がなくなると、本当に希望したい求人を探す余裕がなくなってしまいます。
慌てて仕事を探すと、結局はイマイチ気に入らない環境の職場を選んでしまい、
はぁ。この職場も辞めたいなぁ。
となってしまいます。
すぐに辞めたい気持ちは分かりますが、「急がば回れ」ですよ!!
無駄に転職回数を増やすのは得策ではありません。
(自分の経歴もややこしくなってきますし・・)
「ココだ!!」という職場を見つけられるように、お金にも余裕を♪
放射線技師を辞めたいなら辞めてみよ【まとめ】
以上、放射線技師を辞めたいなら辞めてしまおう!!という内容でした。
「辞めたい」と悩むだけの期間はもったいないです。
しっかりと自己分析で「自分が何を求めているのか」を確認して、頑張れる職場を探しましょう。
あなたが素敵な職場に出会えることを願っています。
それでは!!
\放射線技師を辞めるなら/
\やっぱり放射線技師で頑張るなら/